番犬として飼っているはずの愛犬が雷や花火などの大きな音に驚き、体を縮めて怖がっていることはありませんか?これはまさにシャイ犬だとも言えます。さてさて大きな音にビビってしまうようでは番犬にもならないと思っていませんか?
大きな音や人間のしぐさに怯えている犬はシャイ犬
ここでいうシャイ犬はなんらかのトラウマを抱えている犬のことを指します。その中でもハンドシャイや音響シャイなどになってしまっている犬が多くいます。ハンドシャイは頭を撫でようとした時に、叩かれると勘違いして怯えてしまったりする犬をハンドシャイと言います。
また音響シャイは救急車や花火、雷の音などに怯えてしまう状態のことを言います。このように何かが原因でトラウマになったことがシャイ犬を生み出している原因になっていると考えられることが多くあります。
すぐに怯えてしまうシャイ犬は治すことができるの??
シャイを治すことは不可能ではないのですか、実際にシャイの度合や何が原因でなったのかを確実に知る必要があります。この時に間違った方法で治療をしようとすると、逆に悪化してしまうことがあります。
恐怖心が増してしまうと治療がさらに難しくなってしまうことが考えられるので、慎重に治療プログラムをこなしていく必要があります。これは地道なトレーニングの積み重ねだとも言えます。
ハンドシャイを治すポイントはトラウマの原因の記憶をそのものを書き換える必要がある
ハンドシャイの原因の一つに挙げられることが多いのは、しつけなどの時に軽く叩いたつもりでも、犬にとっては恐怖の何物でもなかった場合も多く、このようなことが原因でトラウマになることが多くあります。
手をあげることは叩くことだという記憶をすり替える他に、ハンドシャイを克服させる方法はないと言っても過言ではありません。この時に無理やり記憶をすり替えるのではなく、時間をかけてじっくりと覚えさせていく必要があります。
音響シャイを治すポイントは様々な音に時間をかけて慣れさせることが一番効果的
音響シャイの治療する時に効果的なのが、しつけ用に数種類の生活音が収録されているCDを使う方法が一般的です。毎日少しずつ色々な音を聞かせて、慣らしていくことが一番の近道だと言えます。
この時に一番注意しなくてはいけないのは、無理に大音量で聞かせるのではなく徐々に慣らしていくのが大切です。少しずつ慣らしてご褒美のおやつもうまく使って、音は怖くないというイメージを作り上げることが大切になります。